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海外カルチャーと日本文化の違い

海外文化と日本文化の違い イースターとは?街は卵やうさぎがいっぱい

日本では見られず海外、特にヨーロッパやアメリカで見られる文化行事のひとつといえば復活祭と言われるものでしょう。
英語でイースターです。各国語で言い方が違います。
ドイツ語だとオステルン、ポーランド語だとヴィエルカノツなど。この復活祭はなんなのかというと、キリスト教に関係ある行事です。
イエスが十字架にかけられて死んでから3日後に復活したとされるその日を祝うものだそうです。
復活祭は日曜日なのですが、この復活祭は何月何日と決められているわけでなく、毎年変動します。
基本的に春分の日のあとの最初の満月の次の日曜日だそうです。
しかも宗派によって算定方法が違うので、私から見るとややこしいです。
この復活祭の前から街のお店には卵やウサギのチョコレートが並びます。
初めてドイツに来たときはなんで卵が置いてあるんだろうといつも不思議に思いました。
しかも色とりどり、というか毒々しい色に塗られた卵が並んでいました。
この卵は四旬節に節制される食品で復活祭に食べてもいいといわれています。
四旬節とは46日前の水曜日から復活祭の前日までの期間で、この期間は一定の食べ物が制限される習慣です。
この期間も宗派によって解釈や期間の算定方法が違いますね。
(この現代で節食を守るのはなかなか難しいですし、あまり守っている人を見かけないような気がします。)
復活祭の時期は、変動するのでこの時期に旅行に出かける人や出張に出かける人はチェックしておいた方がいいですね。
というのは、どこもお店が閉まってしまうからです。
復活祭の前日の土曜日は午前でお店が閉まるし、日曜は完全閉店、月曜日も閉店のお店が多いです。
カトリック宗派の多いポーランドの復活祭の風景ですが、土曜日に籠を持った多くの人が教会に向かっています。
復活祭に食べるご馳走、料理を籠に入れて教会でお清めしてもらうようです。
この籠に食べ物を入れて教会に行くイベントにもちょっと醜い人間のサガが表れた行動をする人がいるようです。
そのような小話はメルマガでお伝えしたいと思います。
一言にキリスト教といっても宗派によって若干違う行事の復活祭。いろんな国でその違いを観察するのも面白いですね。

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海外カルチャーと日本文化の違い

海外で生活して思う。日本人はオリジナリティが無いのかどうか?

海外に長く住めば住むほど、日本の料理が恋しくなります。
醤油や味噌は今なら大型スーパーで置いてありますので、食べることは出来ますが、現地の物価から考えると割高です。
ただ醤油をつけると何でも美味しく感じますね。魔法の調味料だ。
よくこんなものを考えたなあと日本にいたときは思わなかったのに、海外に来てからしみじみ思うようになりました。
一方で日本人は創造性に欠けるとかいう批判の声がありますがそうなんでしょうか?
日本にいたときは気づかなかったけど、海外に出ると身近にあった物が世界の中では、
とてもユニークなものだったなあと感じます。
食べ物に関してだけでも、醤油、味噌、みりん、納豆、梅干、蕎麦などなど。
中には昔々、中国大陸から渡ってきたものがありますが、長い年月をかけて日本独自のものに作り上げています。
そして今現在でもその食品を食べられているということは、その技術を引き継いで作り続けている人がいるからですね。
日本の中にいると、当たり前の風景、物でも世界の中だととてもユニークに映ります。
もしかしたら日本人は以前はもっとクリエイティブな人が多くて好き勝手にやってたのかもしれないですね。
ここ数年、戦後の高度成長期に右ならえ精神や、皆と同じにしなければならないと日本の中での共通認識というか、
そういうものを植えつけられたのかもしれません。なぜなら高度成長期には国の成長にはその方が都合がいいからです。
ただ空気を読むとか、チームワークを乱さないとか、それさえも今は世界の中ではユニークに映ると思います。
日本以外だと、みんなチームの和よりも個人の意見、主張が強く大事にされる国や地域が多いですが、
普通、常識という概念は大多数の意見だと思います。
日本のようなチームの和を乱さないという意識は少数なので、それこそ世界の中ではユニークかなあと私は思うのです。
日本に旅行にいったポーランド人が行っていたのですが、新幹線に乗ったとき、すごい驚いたそうです。
なんでこんなに速いのに静かなのか?私も東京から田舎に帰るとき、新幹線を使っていましたが、
景色が速く流れるだけでつまらないと思っていただけなのに、他の国の人からするととても強く感じる事柄があるんですね。

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海外文化と日本文化の違い 名前の日とセカンドネームについて

海外と日本の文化の違いのひとつは、名前の日があるというこに気がつきました。
これはキリスト教のカトリック宗派の習慣なので、その宗派の影響が強い国にだけ言えると思います。
今住んでいるポーランドではカトリック宗派の影響が強いので、名前の日があります。
カレンダーを買うと一日ごとに名前が書いてあります。
日本ではカレンダーに大安、仏滅とか書かれているけど、ポーランドでは名前が書かれています。
その日の名前の人は、その日になると皆で祝ったりします。
大晦日、12月31日をドイツ語やポーランド語でシルベスターと言っていました。
はじめはなんで12月31日をそう呼んでいるのか疑問に思っていましたが、カレンダーを見て納得。
12月31日はシルベスターの名前の日です。 子供が生まれた日の名前を命名する親もいます。
ただカレンダーにある名前ではなく、ヨーロッパの他の国の名前をとって名づける人もいます。
ギリシャからだったりケルト文化からだったり。
またこれもカトリック宗派の習慣ですが、
生まれてきた子供にセカンドネームをつけることが出来ます。
なのでポーランドでは役所にセカンドネームを届けることが出来ます。
ヨーロッパの名前のシステムを知ると別の世界だなあと感じて面白いです。
名前を見ただけで、どこから来たのかわかるルールも存在します。
貴族の出身だったのか、ある特定の民族の名前なのか。
名前の裏側のルールも知ると、ヨーロッパの裏側を知ることが出来て、また違った楽しみ方ができると思います。