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海外生活とお金

海外で働いた時の確定申告の方法 ポーランドの場合、PITとは?

年度末は税務署に確定申告をするシーズン。海外でも同じく確定申告があります。ここではポーランドの場合を紹介します。会社で働いて給料が発生する場合、または自営業で収入を得る場合、投資で収入を得る場合、など収入がある場合は確定申告をしなければなりません。日本と違うのは、収入のある全ての人が確定申告しないと罰則があるということです。

年金受給者もしなければなりません。税務署にたくさんの、おじいちゃん、おばあちゃんが並んでいました。
大きな会社になると、会社が代行してやってくれるのですが、中小企業だと、働いている人が個人で申告しに行かされるところが多いです。
ちょっとお金を払えば、代行してやってくれる人もいますが、いい経験になると思い、自分でやってみました。
1月下旬になると、会社からPITという書類を渡されます。これは、いくら税金を国に払ったかを計算して書面にした書類です。
また同じ時期にいくら社会保険を払ったかという書類が渡されます。後で使うので大事に保管しておきます。
途中で退社した人も、確定申告のために働いていた会社でのPITが必要なので、受取に来ていました。
私は給与所得の収入での申告なので、税務署の役人に聞いたら、PIT37という種類の申請書に記入して申告してくれといわれました。
他にも申請書の種類があります。結局、税務署に申告を無事に出来たのですが、
なぜできたかというと、今はPITのためのプログラムがありパソコンにインストールして数字を打ち込むと勝手に計算してくれるからです。
このプログラムは、ネット上でも無料で配布されていますし、新聞を買うと付録でついてきたりします。
そのプログラムを開いて、自分の名前やPESELという個人番号、配偶者の名前や住所、管轄の税務署を記入します。
次に収入といくら社会保険を払ったかを記入する欄があります。ここで会社から渡された書類を見て書かれている数字を記入していきます。
最期に控除された税金と多く支払っていた分の数字が出てきます。これが還元される税金ですね。
ここまでの数字の計算はコンピューターがやってくれるのでいいのですが、やはり基本的なポーランド語をわかっていないと難しいと思います。
なので語学は常に続けるか、他の人の協力が大事ですね。 税務署に、その申告書を持っていくと、銀行振り込みか郵便で送るか聞かれます。
これは還元される税金の送付方法です。銀行振り込みの方がいいという人は銀行口座のメモも一緒に持っていった方がいいですね。